FXと外貨建てMMF

FXと外貨建てMMF

外貨を使った資金運用としては、外貨預金やFXが有名です。
しかしそれだけではなく、外貨建てMMFというものがあります。

 

 

 

外貨建てMMFとは

MMFとは、Money Management Fundの略。
証券会社が運用する投資信託の一種で、国債、地方債、車載、コマーシャル・ペーパー等の高い格付けの債券を用いるものです。
元本割れのリスクもなく、日本での預金よりも高い金利を受け取れることが魅力です。

 

 

 

そして、外貨建てMMFとは、このMMFを外貨でするということです。
つまり、外貨の国債や地方債などを運用する投資信託です。

 

 

 

FXと外貨建てMMFの違い

ここで、外貨建てMMFとFXの違いを見てみましょう。

 

 

 

まず、外貨建てMMFには、当然のことながら証拠金の取引がありません。
したがって、ローリスク・ローリターンです。
これに対しFXは、レバレッジをどのようにかけるかで、ハイリスク・ハイリターンな取引が可能となります。

 

 

 

次に、為替スプレッドについてみてみましょう。
外貨建てMMFの為替スプレッドが50銭程度であるのに対し、FXの為替スプレッドは5銭程度。
FXのほうが格段に安いですね。

 

 

 

さらに、円高、円安の際の対応についてです。
外貨建てMMFを買うことができるのは、外貨が高くなると予想される時だけです。
しかしながらFXは、対価が高くなると予想される時だけでなく、安くなると予想される時でも、利益のチャンスがあります。

 

 

 

とはいえ、FXは日本の金利が上がった時には、スワップポイントが低くなる可能性が出てきます。
外貨建てMMFであれば、外国の金利が下がらない限り、金利は安定して受け取ることができます。

 

 

 

外貨建てMMFとFX。
どちらも一長一短です。
FX初心者の場合、両方の運用を目指すのではなく、まずはどちらかの運用をしっかりできるようにしましょう。
そのうえで、外貨建てMMFとFXをうまく連動して運用できるようになれば、メリットを享受しやすくなるでしょう。